【安定=幸せ?】周りの「もったいない」の声に心が揺らぐあなたへ。自分の人生の舵を取る方法
今回の相談者
名前:あこさん
年齢:29歳
職業:公務員(市役所職員)
くりぱち先生、こんな悩みがあります!
くりぱち先生、はじめまして。市役所で働いている、あこ(29歳)です。
今の仕事は安定していて、親も喜んでくれています。でも、ずっと挑戦したい夢があって、転職を考えているんです。
そのことを親や友人に相談したら、みんなに「もったいない!」って猛反対されてしまいました。
心配して言ってくれているのは分かるのですが、「せっかく安定しているのに」「苦労して公務員になったのに」と言われ続けるうちに、自分の決断が間違っているような気がしてきました。
周りの「常識」と自分の「やりたいこと」の間で、どうしたらいいか分からなくなってしまいました。
くりぱち先生、もうどうしたらいいんでしょう…。
周り中から『もったいない』と言われて、自分の気持ちが分からなくなってきました。
あこさん、こんにちは。周りの方々の声と、ご自身の心の声との間で、とても苦しい思いをされているのですね。
そのお気持ち、痛いほどよく分かります。私も教員を辞める時、本当にたくさんの人から同じ言葉をかけられましたから。
先生もですか?
でも、やっぱり『安定』は捨てがたいです。毎月決まったお給料がもらえる安心感は、すごく大きいと思うんです。
それを手放すのは、無謀なことなんじゃないかって…。
そうですよね。経済的な安定がもたらす安心感は、確かに魅力的です。
でも、少し考えてみてほしいのです。
たとえ経済的に安定していても、『本当にこのままでいいのかな?』と悩みながら毎日を過ごすことは、本当の意味で『安定した人生』と呼べるのでしょうか?
うっ…。そう言われると、確かに…。
心は全然、安定していないです。むしろ、毎日モヤモヤしています。
本当の『安定』とは、組織や制度が与えてくれるものではなくて、自分自身の心の中に築くものだと私は思うんです。
『私にはこれまで培ってきた経験があるから、どこへ行ってもやっていける』という自信。
それこそが、どんな時代でも揺らがない、最強のセーフティーネットになるんですよ。
心の安定、ですか…。
そうは言っても、一番の壁は家族なんです。『あなたのためを思って言ってるのよ』と涙ながらに言われると、何も言い返せなくなってしまって…。
ご家族の説得は、最後にして最大の難関ですよね。
よくある失敗が、『今の仕事はこんなに辛いんだ!』と、自分の不満ばかりを訴えてしまうことなんです。
ネガティブな理由ばかり聞かされたら、ご家族はもっと不安になってしまいますよね。
まさに、私がやっていることでした…。
『分かってくれない!』って、つい感情的になってしまって。
大丈夫ですよ。ご家族を説得する時に本当に語るべきなのは、『不満』ではなく『希望』なんです。
今回の転職が、あこさんだけでなく、家族みんなにとって、どんな明るい未来をもたらすのか。
そのポジティブなビジョンを、情熱を持って伝えるのです。
希望、ですか…?
はい。例えば、『私が毎日、もっと楽しそうに仕事をしていたら、みんなも嬉しいんじゃないかな?』
『新しい仕事なら、もっと早く帰れる日が増えるかもしれない。そうしたら、家族で過ごす時間も増えるよ』というように。
あなたの挑戦が、未来を暗くするものではなく、明るく照らすものだと伝えることができた時、ご家族はきっと『最強の応援団』に変わってくれますよ。
そっか…。自分の辛さばかりじゃなくて、家族にとってもプラスになる未来を見せるんですね。
私、今まで自分のことしか考えていませんでした。
なんだか、光が見えてきた気がします。
周りの人が言う『もったいない』という言葉は、呪いではありません。
『あなたの人生にとって、本当に大切なものは何ですか?』と、ご自身の心に問いかけてくれる、道しるべなんですよ。
まとめ
周りの声に惑わされ、自分の選択に自信が持てなくなっていませんか?
あなたの人生の責任を取れるのは、あなただけです。自分の心の声に、もう一度耳を澄ましてみましょう。
今日のポイント
-
「もったいない」の呪いを解く
周りの価値観が、あなたの幸せの基準ではありません。あなたが「もったいない」と感じるのは、挑戦しない今の時間かもしれません。 -
本当の「安定」は心の中に築くもの
組織に依存する安定ではなく、自分の経験と自信から生まれる「心の安定」こそが、最高の資産になります。 -
家族には「不満」ではなく「希望」を語る
転職によって、家族にとってもどんな明るい未来が待っているのか。ポジティブなビジョンを具体的に示すことで、家族は最強の応援団に変わります。

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