【個人面談で撃沈…】
「特に問題ないですよ」で終わらせない!
先生の本音を根こそぎ引き出す魔法の質問
    今回の相談者
        名前:あきさん
        年齢:35歳
        職業:パート主婦(小学3年生の娘さんを持つお母さん)
くりぱち先生、こんな悩みがあります!
        くりぱち先生、こんにちは。もうすぐ娘の個人面談があるのですが、今からとても憂鬱です。
        いつも「学校ではどうですか?」と聞いても、「元気に過ごしていますよ」「特に問題ありません」という当たり障りのない返事で、面談があっという間に終わってしまいます。
        本当は、家では見せない学校での様子や、友達との関係など、もっと具体的なことを知りたいのに、何を聞けばいいのか分からず、毎年後悔しています。
        先生に「面倒な親だ」と思われるのも怖くて、結局何も聞けずに帰ってきてしまいます。どうすれば、有意義な面談にできるのでしょうか。
もうすぐ個人面談の時期で…。
毎年、何を話せばいいのか分からなくて、先生の「特に問題ないですよ」の一言で会話が終わってしまうんです。
個人面談、ドキドキしますよね。
そのお気持ち、とてもよく分かります。実は先生を辞めた私も、自分の娘の面談ではすごく緊張するんですよ(笑)。
え、先生でもそうなんですか?
そうは言っても、先生方はお忙しいでしょうし、変な質問をして「このお母さん、細かくて面倒だな…」なんて思われたらどうしようって、考えすぎてしまって。
「先生にどう思われるか」と不安になりますよね。
でも、多くの先生は「もっと保護者の方とお子さんの情報を共有したい」と思っているんですよ。
ただ、「うちの子、どうですか?」という漠然とした質問だと、先生も何から話せばいいか分からず、当たり障りのない答えになりがちなんです。
そうなんですね…。
でも、具体的に何を聞けばいいのかが本当に分からなくて。結局、いつも先生が話してくれるのを待っているだけで終わってしまうんです。
でしたら、少しだけ質問の仕方を変える「裏ワザ」を使ってみませんか?
例えば、あえて「困ったふり作戦」をしてみるんです。
困ったふり、ですか?
なんだか先生を試しているみたいで、ちょっと気が引けます…。それに、そんなことで先生が本音を話してくれるようになるとは、ちょっと思えません。
ふふふ、そう思われますよね。
これは先生を試すのではなく、あきさんが「完璧な親ではないんです」と、素直な姿を見せる作戦なんです。
そうすることで、先生は「あきさんは悩みを共有してくれる仲間なんだ」と感じて、心の距離がぐっと縮まるんですよ。
仲間…ですか。
はい。例えば、こんなふうに切り出してみてはいかがでしょう。
「先生、お恥ずかしい話なのですが、家だとどうしても娘のできていない部分にばかり目がいってしまって…。
先生から見て、学校で『ここ、頑張ってるな』というところがあれば、どんな小さなことでもいいので教えていただけませんか?
家に帰って、それをたくさん褒めてあげたいんです」と。
なるほど…!
「評価される側」として行くのではなく、「一緒に子育ての相談をするパートナー」として話してみる、という感じですね。
それなら、私にもできるかもしれません。
その通りです!
先生の「このお母さんを助けてあげたい!」という気持ちを引き出すんです。
そうすれば、きっと先生は一生懸命にお子さんの良いところを探して、具体的なエピソードを話してくれますよ。
なんだか、少し光が見えてきました。
ちなみに、お友達とのことについても聞きたいのですが、これも「うちの子、友達と仲良くしていますか?」だと、漠然としていますよね…?
そうですね。友人関係はデリケートな部分でもあるので、聞き方が難しいですよね。
その場合は、「子どもからのポジティブなタレコミ作戦」がおすすめです。
ポジティブな、タレコミ?
はい。まず、お子さんが家で話してくれた嬉しい出来事を先生に伝えるんです。
「先日、娘が『休み時間に〇〇ちゃんが誘ってくれて、すごく嬉しかった』と話していました」というように。
そうは言っても、うちの子、そんなに学校のことを話してくれなくて…。
タレコミできるような情報がないかもしれません。
大丈夫ですよ。どんな些細なことでもいいんです。
「給食の時、〇〇ちゃんと話すのが楽しいみたいです」とかでも。
まず先生にとって嬉しい情報(子どもが学校を楽しんでいること)を伝えることで、先生も話しやすい雰囲気になります。
その上で、「最近、〇〇ちゃん以外にも、よく娘と関わってくれているお友達はいらっしゃいますか?」と自然に聞いてみるんです。
なるほど!先にプラスの情報を伝えるのがポイントなんですね。
それなら先生も警戒せずに、ありのままの様子を教えてくれそうですね。
なんだか、個人面談が「怖いもの」から「楽しみな作戦会議」に思えてきました!
よかったです!
個人面談は、先生と保護者の方が「パートナー」として、お子さんの成長を一緒に喜ぶための大切な作戦会議です。
ぜひ、あきさんのペースで、先生との会話を楽しんできてくださいね。
まとめ
「個人面談、何を話せばいいんだろう…」と、毎年同じ悩みで頭を抱えていませんか?
        先生からの「特に問題ないですよ」は、必ずしも本音ではないかもしれません。
        ほんの少し質問の視点を変えるだけで、面談は「わが子の新たな一面を発見する最高の時間」に変わります。
✅ 個人面談は「尋問」ではなく「作戦会議」!
先生を敵ではなく、「子どもの成長を一緒に応援するパートナー」と捉えましょう。
✅ 「困ったふり」で先生の「助けたい」を引き出す
完璧な親であろうとせず、「家では叱ってばかりで…」と素直に悩みを打ち明けることで、先生との心の距離が縮まります。
✅ 「ポジティブなタレコミ」で友人関係を探る
「〇〇さんと仲良くしているみたいで」と、子どもから聞いた嬉しい情報を先に伝えることで、先生も安心して具体的な交友関係を話してくれます。
有意義な面談になるかどうかは、「質問力」にかかっています。
次の面談では、あなたから先生に心を開いて、最高の作戦会議にしてくださいね。
 

0 件のコメント:
コメントを投稿