【絶対やめて!】子どものトラブルで先生との信頼を“ぶち壊す親”のNG行動。ピンチを“絆”に変える魔法の3ステップとは?
今回の相談者
        名前:もえさん
        年齢:38歳
        職業:パートタイマー(小学2年生の娘の母)
くりぱち先生、こんな悩みがあります!
くりぱち先生、こんにちは!小2の娘の母、もえ(38歳)です。
        昨日、娘が泣きながら学校から帰ってきたんです。話を聞くと、休み時間に友達とケンカになって、突き飛ばされて膝をすりむいていました。
娘の話では、相手の子が一方的に悪いみたいで…。もう、怒りと心配で頭がいっぱいです!
        すぐにでも学校に電話して「先生は何を見てたんですか!」と問い詰めたいし、相手の親御さんにも一言言わないと気が収まりません!
でも、感情的になっていいのか分からず、どう行動するのが正解なのか教えてください!
くりぱち先生、もう本当に腹が立ってしまって…。
娘がケガをさせられたのに、学校も先生も何も言ってこないなんて、どういうことなんでしょうか!冷静になんてなれません!
もえさん、お気持ちお察しします。
お子さんが傷ついて帰ってきたら、冷静でいられる親なんていませんよね。その怒りや不安な気持ち、痛いほど分かります。
そうなんです!だから、今すぐにでも学校に電話して、事実を確認して、きちんと対応してほしいんです。「どういうことですか!」って。
そのお気持ちはもっともです。
ですが、もえさん、もしよろしければ少しだけ私の話を聞いてください。
実は、その「どういうことですか!」という言葉が、かえって解決を遠ざけてしまう可能性があるんです。
え、どうしてですか?事実を伝えるのは当然じゃないですか。
はい。もちろんそうなのですが、いきなり感情的に問い詰められると、先生も人間ですから、身構えて防御姿勢に入ってしまうんです。
そうなると、協力して解決に向かう「チーム」ではなく、「対立関係」から始まってしまうんですよ。
うーん…そうは言っても、娘の話を聞く限り、相手の子が100%悪いんです。
うちの子は何も悪くないのに…。「うちの子は悪くないです!」ってはっきり言わないと、うちの子が我慢することになりそうで…。
お子さんを信じる気持ち、とても大切です。
ですが、どんなに可愛いわが子でも、時には間違いを犯してしまうこともあります。それが成長でもあるんです。
もし、「うちの子は絶対に悪くない」という姿勢で臨んでしまうと、先生は「このお母さんとは冷静に話ができないかもしれない…」と感じ、心を閉ざしてしまうかもしれません。
そう言われると…。
でも、じゃあどうすれば良かったんでしょうか。「様子を見てください」なんて学校に丸投げするのも無責任な気がしますし…。
はい、その通りです。「様子を見て」という漠然としたお願いは、先生を困らせてしまいます。
実は、こんなピンチの時こそ、先生との信頼関係を“爆上げ”するチャンスなんです。
たった3つのステップで、先生を最強の味方に変えることができますよ。
信頼を爆上げ…?ぜひ知りたいです!
まずステップ1は、家で冷静にお子さんの話を「聴く」ことです。
この時、一番大切なのは「犯人探し」をしないこと。「誰が悪いの?」と問い詰めるのではなく、「そうだったんだね、痛かったね。話してくれてありがとう」と、まずはお子さんの気持ちに寄り添い、「あなたの絶対的な味方だよ」という安心感をプレゼントしてあげてください。
味方でいる… 確かに、まずは娘の気持ちを受け止めることが先ですね。それからどうすれば?
ステップ2は、学校へ「相談」というスタンスで連絡することです。
ここで魔法の言葉があるんですよ。例えば、こんな風に伝えてみてください。
実は、子どもが昨日の休み時間の件で話してくれまして…。
まだ、子どもの一方的な話しか聞いていないので、本当のところは分からないのですが、
先生の方で学校での様子を見ていただいて、何かお気づきの点があれば教えていただけませんか。
ご相談したくて、ご連絡しました」
「子どもの一方的な話ですが」と「相談」…!
なるほど、これなら先生も喧嘩腰にならずに話を聞いてくれそうですね。
まさしく!このクッション言葉と「相談」というスタンスだけで、先生は「この保護者の方は協力的だ。よし、すぐに動こう!」と感じてくれるんです。
そして最後のステップ3は、先生と「チーム」を組んで解決にあたることです。
チーム、ですか?
はい。先生から状況報告があった時に、もしお子さんに非があったとしても、まずは「そうですか。うちの子にも至らない点があったんですね」と事実を受け止める姿勢を見せることが大切です。
その上で、「今後、家でもしっかり話しますので、先生と足並みをそろえて一緒に解決していきたいです」と伝えるんです。
この「チーム」としての姿勢こそ、先生が保護者の方に一番求めていることなんですよ。
なるほど…。感情的に問い詰めるのではなく、まずは子どもの気持ちを受け止めて、先生には「相談」し、一緒に解決していく「チーム」になる…。
なんだか、もやもやしていた頭がスッキリしました。ピンチがチャンスに変わるって、そういうことだったんですね。
その通りです。
トラブルは、親の対応ひとつで、先生との間にかけがえのない「絆」を生む最高のチャンスになるんです。
まとめ
子どものトラブルは「親力」の見せ所!冷静と協力の3ステップで、先生を最強の味方に変えよう!
お子さんのトラブルを前に感情的になってしまうのは当然のこと。しかし、その一時の感情で先生との信頼関係を壊してしまうのは、あまりにももったいないことです。
- まずは家で!犯人探しではなく、子どもの気持ちの「絶対的な味方」になる。
- 学校へは「クレーム」ではなく「相談」。『子どもの一方的な話ですが』のクッション言葉を添える。
- 先生とは「対立」ではなく「チーム」。一緒に解決していく姿勢が、信頼の証。
トラブルというピンチを、先生との絆を深めるチャンスに変えていきましょう。その冷静で協力的なあなたの姿勢は、必ずお子さんにも、そして先生にも伝わるはずです。
 

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