【言うこと聞かない子が豹変!?】「廊下を走るな!」を“ある言葉”に変えただけで、子どもが自分から動き出す魔法
今回の相談者
名前:えま先生
年齢:25歳
職業:保育士(3年目)
くりぱち先生、こんにちは。保育士3年目のえま(25歳)です。
毎日、子どもたちに同じことを注意し続けて、ほとほと疲れ果てています。
「廊下は走らない!」「静かにして!」と大きな声で言っても、その時だけで、すぐに元通り…。
まるで私の声がBGMのように聞き流されているみたいで、「先生の言うことを聞いて!」と叫んでも、全然響かないんです。
私の伝え方がいけないのでしょうか。もうどうすればいいのか分からず、叱ってばかりの自分が嫌になります。
くりぱち先生、もう毎日声がガラガラです…。
「走らない!」って言っても、子どもたちはニヤニヤしながら走り回っていて。私の言葉が、全く届いていない感じがするんです。
えま先生、毎日お疲れさまです。子どもたちに思いが届かず、ご自身の指導力に疑問を感じてしまうお気持ち、とてもよく分かります。
かつての私も、同じように喉と心をすり減らしていましたから。
そうなんですか?
でも、どうして伝わらないんでしょうか。子どもたちのためを思って、真剣に伝えているつもりなのに…。
えま先生の熱意が足りないわけでは、決してありませんよ。
もしかしたら、私たちが無意識に使ってしまっている「言葉のクセ」に原因があるのかもしれません。
言葉のクセ、ですか?
はい。例えば、「~するな」という否定的な言葉です。
実は、このように言われると、子どもは反発したくなったり、逆にその行動を意識してしまったりするんです。
そうは言っても…実際に廊下を走っている子には、「走るな」と注意するしかないじゃないですか。他に言いようがないというか…。
では、少し発想を変えてみましょう。
その望ましい行動を、楽しい「ミッション」に変えてみるんです。
例えば、「廊下を走るな!」と言う代わりに、「忍者みたいに、足音を立てずに歩けるかな?」と声をかけてみるのはどうでしょう?
忍者、ですか…?
うーん、なんだかごっこ遊びみたいですね。それに、毎日そんな風に面白いことを考える余裕もなくて…。もっとシンプルに、言うことを聞いてほしいだけなんです。
お気持ちは分かります。では、もう一つの方法があります。それは、「感覚」に訴えかける言葉を使ってみることです。
子どもは理屈よりも、音や見た目といった感覚で動く方が得意なんです。
感覚に訴える…?
例えば、「静かにしなさい」と伝える代わりに、「先生のチョークの音だけが聞こえるように、耳を澄ませてみよう」と言ってみる。
そうすると、子どもたちは「チョークの音を聞く」という具体的な行動に集中し、結果として教室が静かになります。
なるほど…。
「静かに」という曖昧な言葉よりも、何をすればいいか分かりやすいんですね。
その通りです。大切なのは、「なぜできないんだ?」と原因を探すことではなく、「どうすれば、やりたくなるだろう?」と考えてみることなんです。
子どもたちの心を変えようとするのではなく、思わず体を動かしたくなるような、楽しい「仕掛け」をデザインしてあげるイメージです。
「仕掛け」をデザインする…。
叱ることは「命令」だけど、これなら子どもたちを「ゲーム」に誘うような感じですね。
今まで「どうして聞いてくれないの!」とイライラしていましたが、次はどんな言葉で誘ってみようかな、と少し楽しく考えられる気がします。
素晴らしい視点ですね。
その「どうすればやりたくなるか?」という考え方が、えま先生ご自身の心も軽くしてくれるはずです。
そして何より、先生と子どもたちの笑顔がきっと増えますよ。
まとめ
子どもへの指示が「命令」になっていませんか?
「どうして言うことを聞かないの?」と悩んだら、子どもが思わず動き出したくなる「ゲーム」を仕掛けてみましょう。
- 「~するな」を「~しよう」の冒険に変える
「廊下を走るな!」ではなく、「忍者みたいに歩けるかな?」。禁止の言葉を、ワクワクするミッションに変えるだけで、子どもは喜んで参加します。 - 曖昧な言葉をやめ、「感覚」に訴えかける
「静かにして」ではなく、「アリさんの声で教えてくれる?」。子どもがイメージしやすい「音」や「見た目」を伝えることで、何をすればいいかが直感的に分かります。 - 「なぜ?」ではなく「どうすれば?」と考える
子どもの行動を叱るのではなく、「どうすればやりたくなるか?」という視点で、行動をデザインしてみましょう。その考え方が、先生自身の心も楽にしてくれます。

0 件のコメント:
コメントを投稿